■愛の地底・後編
2006 the reverse side of a hanging scroll : recharge


 校内遺跡の地下深く。
 俺は人生で4回目になる命の危機に直面しているところだった。

「……白岐、落ち着いて聞いてくれ」
「なにかしら?」

 俺はなるべき彼女を逆撫でしないように、努めて優しい声で語りかける。

「君は何か勘違いしている。やっちーが言ってたのは、そういうことじゃないんだ」
「男はいつもそう。自分は常に正しくて、間違ってるのは女の方なのね」
「そうじゃないって! やっちーはムシキング的なことで俺を責めてたけど、俺はムシキングを捨てたわけじゃなくて、でもやっちーは捨てたと勘違いしてて!」
「八千穂さんを捨てた、ですって……?」
「違うって! 違うから、瞳を赤く輝かせるのはやめてくれ! やっちーは、俺がもう遊んでくれないんじゃないかと心配してるけど、全然そんなことないんだって! まだまだ俺の中でブーム終わってないから! マミーズに筐体が残ってる限り遊ぶから! おしゃれ魔女なんか見向きもしないから!」
「……調子のいいことばっかり……」
「だから、そういうごちゃごちゃした話じゃないんだって! じゃあもう、約束する! こんなこと約束して誰が得するのかわからないけど、約束する! 俺、絶対ムシキングになる! やっちーと一緒に!」
「絶対に?」
「ああ!」
「二度と八千穂さんを泣かせないと約束できる?」
「もちろんだとも!」

 じっさいは微妙な約束だが、俺の生死に関わることなので仕方ない。
 どうせ俺はヘラクレスオオうそつきだ。

「わかったわ……今回だけは許してあげる。八千穂さんにはきちんと謝ってね」
「謝るとも! 土下座して謝るとも!」
「それじゃあ、助けてあげる」

 そういって白岐は、その細い手で俺の手首を掴んでうんうんと唸り始めた。

「せーの、えい」

 ……どうも彼女なりに力一杯俺を引き上げているようだ。だが、俺の体はピクリとも持ち上がらない。大の男なのだから当然かもしれないが、それでもちょっとでも持ち上がる気配のない彼女の非力っぷりにも目を見張るものがある。
 しばらく白岐は無駄な努力をした後、大きなため息をついて汗を拭い、ポケットから携帯電話を取り出した。

「待ってて、今、レッカー呼ぶから」
「来ねーよ!?」
「どうしましょう……まさか、九龍がこんなに重いなんて」
「なんとかしてくれー!」
「えっと、考えるから、ちょっと待って……」
「早く早くー!」
「あぁ……どうしよう……早くしないと九龍が落ちてしまう……九龍が死んじゃう……この場には私だけ……目撃者なし……アリバイ……完全犯罪……」
「ちょっと待てー! 間違った方向に考えてるぞー!」
「そ、そうね。助ける方向で考えないと。そうだ、ワイヤーロープは?」
「ダメだ! もう指が……ッ!?」

 ワイヤーを出す前に俺のフィンガーが限界を迎える。
 力果てた指先はバイバイするみたいに俺の体重を手放した。
 全てがフリーになった解放感と墜落感が同時に俺に押し寄せる。
 ありがとう、地球。
 君と出会えてよかったよ───

 

 その瞬間、俺の手首は力強い手で捕まれた。

 

「やれやれ……何をやってんだ、お前ら」

 

 ───甲太郎きゅん!?

 


      大広間

 


「死ぬかと思ったぜ……」

 大広間の埃とガスの混じった濁った空気を胸一杯に吸い込んで、ようやく俺は人心地ついた。生きてるって素晴らしい。もっと地球と遊びたい。

「甲太郎、よく来てくれたな。おかげで助かったよ」
「ん、あぁ」

 俺を間一髪で救ってくれた甲太郎は、面倒くさげに頭をかいて、わざとらしく聞いてなかったフリなどしてる。

「なんとなく目が覚めちまったから、お前の告白でも見物してやろうと思って来ただけだ。お前らが騒ぎすぎなんだよ」

 ぶっきらぼうに答えやがって。本当は俺のことが心配で仕方なかったクセに。
 コイツってば、本当に俺のことが大好きなのな。

「白岐もだ。九ちゃんと八千穂のことなら心配いらねェよ。コイツらの間に恋愛感情なんて120%あり得ない。なぜならアイツにはもっとマシな男友達が大勢いるからだ。俺が保証してやる」
「そうね……冷静に考えればそのとおりよね。私、どうかしてたわ」

 コイツらってば、本当に俺のことが大好きなのな。

「で、俺の誤解は解けたんだよな、白岐? もうあんなことはゴメンだぜ?」
「ええ。あなたには本当に悪いことをしたわ。もう二度としないって約束する」
「俺もお前との約束は守るよ。これで恨みっこナシな」
「もちろんよ。私もあなたを信じるわ。あなたは必ず約束を守る人だって……」

 まるで憑き物が落ちたかのように晴れ晴れした顔で白岐は笑った。
 わだかまりが解けてしまえば、俺たちはいつもどおりの友達だ。素直に頭を下げる白岐はいい子だと思う。
 そんな微笑ましい気持ちで俺が見守る中、白岐はまるで宝物を抱くように、いつの間にか手にしていた黒い手帳を握りしめ、祈るように呟くのだった。

(……あなたにとって本当の地獄は、これから始まるのだから……)

「え、なんか言った?」
「ううん。なんでもないわ」

 なんだろう? あの手帳に何か書いてあるんだろうか?
 まあ、いいや。めでたしめでたし。

「ていうか俺、バタフライに告白しないとな」
「そうだな。こんなところで油売ってても時間の無駄だ。だが、どうやってバタフライを探す?」
「うーん。そのへんの壁に蜜を塗っておくとか」
「誘蛾灯を使うってのはどうだ?」
「……彼女のことなら、探す必要はないわ」
「え?」
「今日はここにいるみたいだから」

 白岐はそっと一点の方角を指さした。
 暗闇の中、キラリと何かが輝き、やがてその点はゆるやかな羽ばたきへと変わり、蝶の舞いが浮かび上がる。
 地上のどんな宝石よりも美しい、マダム・バタフライの遊泳だ。

「なんだ、こんなところにいたのか。ちょうど良かったな、九ちゃん。さっさと告白してやろうぜ」
「九龍、がんばってね」
「あ、あぁ」

 いざ告白となると、ちょっと緊張してしまう。
 考えてみると告白なんて初めてだ、俺。
 メールにすればよかったな……。

「なんだ九ちゃん、緊張してんのか? リラックスしていこうぜ」
「いつもどおりでいいのよ、九龍」

 だが俺には応援してくれる友達がいる。
 彼らの後押しがあるから、俺は前へ進むことが出来るんだ。

(人間から昆虫へ愛の告白か……ビデオ持ってくればよかったな)
(……じつは持ってきてるのよ、私)
(でかした、白岐)

 蝶はマスクに形を変え、幻想的な瞬きを魅せながらヒトの形へと変わっていく。
 たなびく髪、憂いを含んだ瞳、蠱惑的な唇、そして変態的なファッション。
 彼女こそ永遠のマドンナ───、マダム・バタフライ。


    また会えたわね。
    若き探求者よ……。

    この悲しみの慟哭に満ちた迷宮で、
    あなたの探し物は
    見つかりそうかしら?


 ……見つかったとも。
 探し求めていた愛の宮殿が。
 俺の魂を捧げるべき祭壇が。


    理想に燃える人の姿は
    いつ見ても美しい……。

    あなたが我が望みを叶える者ならば、
    わたくしもまた
    それに報いましょう。

    さあ───。 

 

 

      交換する
      交換しない

 

「告白する」


    え?


「お前が好きだ」


    え?
    ……え?

 

(……いきなり、ものっすごい直球で攻めたな、九ちゃん)
(不覚にも、鳥肌が立ったわ……)
(バタフライもかなり動揺してるようだぜ)
(するな、という方が無理よ……)


「ずっと前から好きだった。お前のそのミステリアスな微笑みにノックアウトされたあの日から。箱に囚われた蝶は俺の方だった。愛という罪作りな牢獄で───」

 

    え?
    いや、ちょっと待って。
    ちょぉっと待って。


「ん?」


    いえ……。
    小首かしげたいのは
    こちらの方だけど……。

    何の話をしているのかしら?


「愛という罪作りな牢獄の話。で、俺はその中で飼い殺しにされている若きライオンなのさ。叫べどもこの心は君に届かない。だけど俺は喉が張り裂けようとも───」


    ちょっと待って。
    ちょぉっと待って。


「ん?」


    蝶とかライオンとか
    あなたの言いたいことが
    よくわからないのだけど……。


「あァ。すまない。俺、詩人だから。生まれつきの」


    その……。
    かみ砕いて言うと
    あなたの望みは何なの───?


「僕と付き合ってください」


    え?


「恋はまるでカメレオンのように僕の心を惑わせる。カメレオンは君の天敵であると同時に僕の天敵だ。惑い、悩み、そして宇宙───」


    え? いや、ちょっと待って。
    そっちには行かないで。


「じゃ、俺の気持ちは伝わった?」


    はぁ……。
    つまり、その……。
    私に恋人になって欲しいと……?


「無論」


    無論……?


(九ちゃん、その強気は変だぞ)
(いいえ、きっと九龍もギリギリなのよ……)
(見てるこっちまで緊張してくるな……)

 

    ……。

    若き探求者よ……。
     
    あなたのその気持ちは
    あなたの年代なら誰でも経験する
    一時的な大人への憧れ───。


(ちっ、やべェな。バタフライは普通に大人視点で諭そうとしてるぞ)
(まるで修学旅行のバスガイドさんみたいね)

「……恋に年齢なんて関係あるもんか。あなたが大人なのか、俺は子供なのか、本当に恋愛してみないとわからないじゃないか」

(よし、いいぞ九ちゃん。ここで引き下がるな)
(さすがね、九龍。言ってることは子供の理屈だけど)


    それに………。
    私は“マダム”なのよ……。


「それも関係あるもんか! 俺は気にしない!」


    ………。


(……気にしなくて、いいのか?)
(さあ……私にはなんとも……)


    ………。

    あなたの情熱には
    本当に驚かされる……。

    だけどやはり
    あなたの気持ちに応えることは
    できない……。


「なぜ!?」

(マジかよ?)
(そんな、九龍……)
    
「なぜだ、バタフライ! 俺は何があっても決してあきらめたりしない! 本気でお前のこと───」

 

 

    私………。

 

    中2の息子がいるのよ───

 

 

 

 

 

 


     屋上

 

 


「中2ッ!?」

 たそがれる俺をよそに、こそこそと俺の告白話で盛り上がる甲太郎、白岐、やっちーの3人がいた。

「ええ、私たちも声を揃えてそう叫んだわ」
「ほえー……そんなに大きい子がいたんだ……」
「まあ、何が驚きって“中”っていう単位だよな」
「中学、行ってるの?」
「行ってるらしいわよ」
「昆虫なのにな」
「きっと、いろいろ苦労してるんじゃないかなぁ」
「まあ、想像できる範疇を超えるけどな」
「旦那さんは何してる人なの?」
「そこはどうも、はっきりしねェんだよ」
「ニュアンス的には、別居か離婚……みたいな感じ?」
「あァ、そんな感じだな」
「でも、もしそうでも言いづらいよね、きっと」
「ま、確かに俺たちみたいなガキに言ってもしょうがねェしな」
「大人の空気だったわよね……」
「で、その子がいるから九チャンとは付き合えないってことなの?」
「無理だろ」
「中2だもの」
「そっかぁ……だよね。でも、そんな話聞いたら気まずくなっちゃうかな、これから」
「いや、そこは向こうもこの話を引きずって欲しくないとか、それらしいこと言ってたぜ」
「あの後だって、普通に蝙蝠の羽とか要求してきたもの」
「大人だなぁ……」
「なんにしろ、こっちとしてはバタフライに告白する九ちゃんっていう、コントを見に行ったつもりなのに」
「逆に生々しい大人の現実を見せられて、胃が重くなっちゃった感じ」
「でも、ちょっと見たかったなぁ」
「ビデオに撮ったから、あとで観にいらっしゃいよ」
「やったあ!」
「物好きな女だな……」
「ねえ、九チャン! 一緒にビデオ観て反省会───」
「あ、八千穂さん……」


 ───僕は母とはぐれた哀れなラッコだ。

 ひとりぼっちで、泳ぐ気力もとうにない。
 大西洋は広すぎる。夕暮れの水面が美しすぎる。
 お母さんがいなかったら餌も捕れない。お父さんの形見の石ころは僕にはまだ大きすぎるんだ。
 やがて夜が訪れて星が瞬くころ、僕はこの水面に潜っていこう。
 お母さんは危ないからダメだって言ってたけど、僕にはもう分かってるんだ。
 それは夜空を飛んでるみたいで、きっと素敵さ。そして僕はどこまでもどこまでも潜っていこう。
 きっと、そこにお母さんが待っているから。
 僕を食べようと群がるサメの中に───


「ねえ……九チャン、あんな細っこい屋上のフェンスの上でぐったりしてるけど、大丈夫なのかなぁ?」
「さっきから、ずっとあの調子なのよ……」
「あの、ドクロの形をしたオーラはなんだ?」
「九龍の凄まじいマイナス思考が遺跡に巣くう死霊たちを惹きつけるのよ……だけど、今の九龍の方が毒素が強いから、次々に死霊たちが霧散されてくの」
「じゃあ、アイツをこのまま一晩ほど遺跡に置いといたら、あそこもすっきりするんじゃねェか?」
「アリキラー(置くだけタイプ)みたいな感じ?」
「そうね、環境的にも害はなさそうだけど」
「……でも、なんか九チャン、かわいそうだよ……」
「ええ……まさかあの九龍が、あんなにもショックを受けるなんてね」
「……ま、ほっときゃすぐ立ち直るさ。アイツだって男なんだからよ」
「そうだといいのだけど……」
「…………ん!」
「八千穂?」

 

 ───もしくは、村はずれのバス停に住む古い妖怪だ。

 昔はここも賑わったものだ。男達の威勢の良い声。女たちは赤子を抱え、童たちが元気よく走りまわる。儂はその頃、牛の如き巨体を山頂に横たえ、村人たちに崇められながら彼らの暮らしを見守っておった。
 だが、いつの日から道は黒く塗り固められ、田んぼは宅地に変わり、山に鉄の工場が建つようになる頃には、そこに儂の知ってる村の姿はなくなっていた。
 やがて山にも棲めなくなった儂は、今はこうして村はずれに忘れられた古いバス停に隠れるように棲んでおる。村人に崇められることのなくなった儂の体は、猫ほどの大きさになっていたのだ。
 最近では、とんと村人の姿を見かけぬ。道に「ダム建設予定地」なる大きな看板が立てられ、それが人通りを妨げておるせいだと思うのだが、今の儂の小さな体では動かすこともできぬのだ。
 こうして儂は、誰も通らぬバス停の上で皆が帰ってくるのをずぅっと待っておる。
 むむ? 何かがこっちへ来るぞ?
 真っ黒い煙を噴きながら巨大なトラックが───

 

「えいっ!」
「───でじゃぶっ!?」

 突如、やっちーが俺の乗っかってたフェンスに思いっきり蹴りを入れ、落下した俺は屋上のコンクリートに思いっきり後頭部を打ちつけた。
 
「コラ! だらしないよ、九チャン! 1回や2回の失恋でウジウジしちゃって!」
「いや、ていうか八千穂……お前、今ので九ちゃんが向こう側に落ちてたらどうするつもりだったんだ?」
「九龍、かなり痛そうなんだけど……」
「男の子でしょ! 正直な気持ちを告白できたんだから、たとえ玉砕しちゃったとしても、それでいいじゃない! それだけでもすごいことだよ! 100点満点だよ!」
「……まあ、何かを成し遂げたっていう意味では、九ちゃんはすごいことやったのかもな。それは確かだ」
「あの、みんな待って。九龍、かなり痛そうなんだけど……」
「バタフライさんだって、九チャンの気持ちが伝わったから、正直に答えてくれたんでしょ? 確かにどうしようもないことだってあるよ。一番に大切なものって人それぞれだもん。けど、それって不幸なことなんかじゃないよ! お互いの一番を見せ合えたんだから、恋人にはなれなくても、前よりもっと仲良くなれるよ!」
「あァ。ま、それが幸か不幸かは俺にはわからんが、端から見ててもお前はよくやったよ。バタフライも家庭がなかったら、九ちゃんにグラッときてたと思うぜ」
「血が出てるんじゃないかしら……?」
「だから九チャンはもう落ち込まないで……あたしは九チャンのこと褒めてあげたいよ! 今日の九チャンはカッコイイ! やっぱり九チャンはあたしのヒーローだよ!」


 まったく……。

 どいつもこいつも勝手に他人の恋愛話で盛り上がりやがって……。

 カッコイイ?
 ヒーローだって?

 当たり前じゃないかッ!

 誰が落ち込んだりするものか。俺はこの世の全てのトレジャーを手に入れる男。これしきのことで自分を見失ったりするはずがない。
 今日はたまたま相手が熟女すぎたというだけだ。いずれ俺がナイスミドルになった暁には、むしろ彼女の方から触覚を伸ばしてくるに違いない。
 なぜなら俺はヒーローだから。
 葉佩九龍の伝説は、まだまだ始まったばかりだ!

「よっしゃあ!」
「あ、復活した」
「まったく、手間のかかるヤツだぜ」
「まあ……すごいタンコブ」
「やいやい、お前ら! さっきから好き勝手なこと言いやがって! 言っとくけど俺は完全無欠のトレジャーハンター! いずれ『協会の救世主』と呼ばれる男! この程度のトラブルなど、俺のトレジャー道を阻むものではないぜ!」」
「そうだそうだ! いいぞ九チャン!」
「やれやれ……ま、言ってる意味はわからんが、すごい自信でなによりだな」
「そうね……」

 そして俺にはコイツらという友達がいる。
 俺がつらい時も、悲しい時も、大好きな俺のことを応援してくれるかわいい友人達が。
 コイツらの期待に応えるためにも、俺はこんなところで挫けてなんかいられない。
 いつかでっかいトレジャーを、コイツらと分かち合うその日まで!



「よぉーし! 次は采女(ウネメ)に告白だぁい!」





 ……甲太郎の吐き出す煙が、俺に“マジいい加減にしろよ、お前? 俺たちもいつまでもお前の戯れ言に付き合ってられないし、俺もそろそろ眠くなってきたから帰るわ。告白の結果は後で適当にメールでもしてくれ。ていうか、やっぱ興味ないからメールしなくていい。むしろ二度と俺に話しかけんな、変態。ていうか、ゴーグル割れてるぞバーカ”と、言っているかのようだった。


 

 

 

 

愛の地底/おわり

 

 


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